法人概要

特定非営利活動法人阿賀野児童福祉会は平成24年に新潟県委託事業として児童虐待防止活動を実施することから始まりました。

その際に知り合った五泉市こども課の依頼をうけ、平成27年に五泉どんぐり小規模保育所を開設しました。小規模ということで定員が少ないため、入所者数を増やしてほしいという地域・保護者の方の声を受け、市役所から再度依頼があり平成30年度に五泉どんぐり小規模保育所太田園を開設しました。

「保育」という言葉は、子供の心身の安全を維持する「養護」と、言葉や生活に必要なことを教える「教育」の二つをあわせてできた言葉です。家庭という一番小さな集団から就学、就職と大きく変わっていく環境の中で、社会を生きていくための基礎を培う場所が保育所になります。

一歳前後の子供の多くは、まだ一人で歩くことができず流暢な会話もできません。しかし、大人が話していることのほとんどは理解していると言われています。まだわからないから、まだできないから、と何もしないのでは成長を待っている植物に水を与えないのと同じで、より良い成長や発達を止めることになります。何もないように見える小さいどんぐりが大きな木に成長するように、大きな可能性を持って生まれた小さな子供たちが「たくましく生きていく力」の基礎を培えるよう、遊びを通して伝えています。

しかし何を考え、何をしようとも私たち保育所だけでは限界があります。当然のことですが子供を育てるのは子供の保護者であり私たちではありませんが、子供のより良い成長や発達を願っている点は同じだと思います。私たちは子供たちが「たくましく生きていく力」が持てるように育つための協力がしたいと考えています。今は小さいどんぐりたちが大きく育っていく姿を保護者の方々と一緒に見ることが私たちの願いなのです。

社会福祉法人 克己会
理事長　江口重行